地方銀行員のつぶやき

感じたことを徒然なるままに。

インド人の少女と話して初めて知ったこと

どうもお久しぶりです。地方銀行員です。

今、会社の派遣プログラムの一環で、海外から日本にきている大学生たちと共に寮で共同生活をしています。

今回はインドから1か月前に初めて日本にきた、18歳の女の子(ハナちゃん)から聞いた話がおもしろかったので、少しシェアしたいと思います。

1.インドで話されている言語について

・インドの公用語ヒンドゥー語だけど、それぞれの州にそれぞれの母国語がある。 そして、学校の授業とかは5歳くらいからもう英語が本格的に始まって、英語で学ぶのが当たり前だから、みんな3カ国語が話せる。

ヒンドゥー語は公用語だからみんな話せるけど、それは特に北インドの方(首都のデリーがある方)でよく使われてて、その周辺の州で使われる現地語は、ヒンドゥー語に結構似てる感じらしい

2.インドの数学のレベルについて

・インドの数学のレベルは噂通り、やっぱり高いらしい。 日本では大学レベルとされてるのも、インドでは平均的な高校生が習うレベルなんだって〜

・ハナちゃんは、母国では数学は得意な方ではなかったけど、日本で数学のテストを受けたら満点レベルがとれる感じだから、やっぱりレベル高いんだと思うって言ってた

3.なぜインドは未だに途上国なのか?

・インドでは英語もしゃべれて数学もできて、賢い人がたくさんいるけど、なぜ未だに途上国なのかっていうと、優秀な人が海外に出ていってしまうからなんだって。 インド人の医者ってアメリカにはゴロゴロいるし、NASAの半分くらいの人はインド人で(ほんまか?!)、国際機関にも結構インド人は多いそう

でもハナちゃんは、現状を打破するために、日本語を話せるという新しいステータスを身につけた上で、母国に帰って働きたいんだって。

それで、ハナちゃんのお父さんは、インド政府で働くようにすごい勧めてくるらしい。

ハナちゃんは何になりたいの?って聞いたら、

「わたしは何にだってなれるのよ。歌も上手だし、絵も上手だし、カリグラフィーもできる。今から日本語も話せるようになるし、なりたいものには何にでもなれるの。」

って言ってた。

なんで日本にきたのかを聞いてみたんだけど、 日本ではより実用的な学びができるらしい。 インドでは机上で学ぶだけで、実用的なことはわからない。 たとえば、外科医になるために勉強するとしても、知識だけたくさん勉強して、手術の練習はしない、みたいな感じなんだって。

4.宗教について

・女の人が髪を隠してる宗教は、イスラム教!(ムスリム)(キャンパスにはあの髪を隠すストールみたいなのをかぶっている女の子がたくさんいて、どこの国の人なんだろうとずっと思ってたけど、宗教ごとに違うから、いろんな国の人がいるみたい)

・インドの女の人で鼻の上にほくろみたいなんがあるのは、結婚したらつけるやつなんだって!

お母さんの写真を見せてくれたときにふとそれについて質問したんだけど、それを聞くまでは知らんかったから、「ハナちゃんはなんでつけてないの?」って聞いてしまった笑

・なんかすごい宗教のこと詳しいねって言ったら、インドでは70%ヒンドゥー教、20%イスラム教、10%はキリスト教とか仏教とかゾロアスター教(世界史で習ったのが懐かしい…!)とか、その他のやつっていう感じの割合の信仰らしい。自分の周りにも色んな信仰の人がいるから、覚えたんよ〜。だって。
その子は鶏肉は見るのさえも無理らしい。ベジタリアンなんだってさ
(ただし次の日にインド人で日本好きのアルシちゃん(18歳)と話してたら、アルシちゃんはお肉に対してもそこまで抵抗はないし、食べる習慣はないけど、食べられないことはないって言ってた。人によるところもあるんだね〜)

〜余談〜
「国際会議で、インド人を黙らせるのと、日本人を喋らせることは同じくらい難しい」っていう比喩があるけど、本当にその子はよく喋って色々教えてくれるから、おもしろかったw

笑った顔のときの口が新木優子に似てる可愛いハナちゃんはすごく人懐っこくて、色んなことを教えてくれるから、また他にも色々聞いてみようと思います。